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地元のお店

錦帯橋とともに47年。変わらない岩国の味「Panser(パンサー)」

パンサー

岩国市の名所、錦帯橋。その前で静かに暖簾を掲げる「Panser(パンサー)」は、地元の方から観光客まで、幅広い人が立ち寄る郷土料理のお店です。

創業は1978年。先代であるお父さまが、ラジオから流れていた「ピンクパンサー」の音楽を耳にして思いついた店名は、今も変わらず親しまれる名前として受け継がれています。

現在は店主・齋藤さんとお母さまの2人で切り盛りされています。多い日には50人ほどが訪れるという、錦帯橋エリアでも人気のお店です。

観光地で出会う、やさしい郷土料理

パンサーの魅力といえば、なんといっても“岩国らしい味”。
気軽に楽しめる商品の数々はテイクアウトが人気で、観光中に立ち寄るお客さまも多いそうです。

パンサー

岩国寿司


パンサー

焼鯖寿司(岩鯖寿司)


パンサー

岩国れんこんコロッケ


他にも、レンコンチップスや「つまんでちょんまげ」シリーズ、岩国クラフトビールなど、旅のお土産にぴったりの商品が勢揃い。

毎日、岩国寿司は40個、焼鯖寿司は10本ほどを丁寧に手仕込み。店の裏にあるキッチンでひとつずつ作られる商品は、素朴ながらも奥深い味わいです。

“また来たい”と思ってもらえるように

パンサー「観光地だからこそ、良い思い出を持って帰ってほしい」そう語る齋藤さんが大切にしているのは、ひとりひとりのお客さまとの出会い。
バス旅行の年配の方から、家族連れ、学生、外国人の方まで──岩国を訪れるすべてのお客さまに、また来たいと思ってほしいという願いがあります。

また、売り切れでがっかりさせたくないという思いから、観光前に注文し、お帰りのタイミングで出来立てを受け取れる予約システムを導入。
2025年7月からは営業時間外でも買える自動販売機を設置し、より便利に利用できるようになりました。

変わらない岩国の味を守り続ける

パンサー「商品を増やす予定はないんです」とあえて語る齋藤さん。
むやみに新商品を出すのではなく、長く愛される岩国の味を大切に守り続ける姿勢が印象的でした。

ですが、桜が見頃の春には、錦帯橋周辺の河原での出店を検討中。ホットドッグの提供を考えているそうで、これまた楽しみな新しい挑戦となっています。

SNSで生まれる、温かいつながり

観光地という土地柄、「昨日来たお客さまが、次は1年後」ということも珍しくありません。
ですが、焼鯖寿司や岩国寿司を食べた方々がInstagramなどのSNSで感想を投稿し、それを見た別のお客さまが来店する──そんな嬉しい循環が生まれているそうです。

錦帯橋を訪れるすべての人へ

最後に、齋藤さんからのメッセージ。
「観光地なので、錦帯橋周りをゆっくり楽しんでいただけたら嬉しいです!」

錦帯橋を眺めながら、岩国名物を食べてちょっとひと息。
パンサーが届ける地元の味が、旅の思い出を彩ってくれるはずです。

店舗情報

パンサー

Panser(パンサー)

⚫︎住所
〒741-0062
山口県岩国市岩国1丁目5-11(錦帯橋の目の前)
 
⚫︎営業時間
9:00〜15:00
定休日:不定休
 
⚫︎SNS
Instagram
https://www.instagram.com/panser.iwakuni/